注文住宅での家づくり。理想のキッチンを手に入れるチャンスですが、「完成して住んでみたら、ちょっと違った…」そんな声も少なくありません。
この記事では、これまでに実際の施主さんたちが感じた「キッチンの後悔ポイント」を紹介しながら、失敗を避けるためのリアルなヒントをお届けします。
よくあるキッチンの失敗とその背景
床の汚れが気になるように…
アイランドキッチンやペニンシュラ型キッチンは開放的で人気ですが、実は「床がすぐに汚れる」という悩みも多いのです。水ハネ・油ハネがしやすく、日々の掃除が大変に。
→ 腰壁つきの対面I型キッチンを検討するのも一案です。
「丸見え」でくつろげない
憧れていたオープンキッチン。でも実際に住んでみると、「リビングから見えすぎて落ち着かない」「シンクに洗い物を溜めておけない」と、心理的プレッシャーを感じる方も。
→ 将来的に仕切れる間取りを考えておくと安心です。
冷蔵庫の場所で後悔
調理中だけでなく、家族全員が頻繁に使う冷蔵庫。キッチンの奥に置いたら「飲み物を取りに行くたびに料理の邪魔に…」という例も。
→ 通行の動線を考え、冷蔵庫の「扉の開き方」までチェックしましょう。
調理スペースが意外と狭かった
調理台と壁の距離、シンクとコンロの間のスペース…。図面上ではわかりづらく、住んでから「こんなに狭いと思わなかった」という後悔も。
→ 家族が並んで料理するシーンなども想像しながら、通路幅や作業スペースを確保しましょう。
設備を付けたけど、使ってない…
便利そうだからと設置した「食洗機」「床下収納」…でも、実際は使わなかったという声は意外と多いんです。
→ 「本当に自分たちに必要か？」を立ち止まって考えることが大切です。
失敗しないキッチンづくりのコツ
信頼できる施工会社と一緒に考える
カタログやショールームで見た「憧れ」だけで選ばず、プロの視点も取り入れましょう。経験豊富な工務店なら、家事動線や暮らし方まで踏まえたアドバイスがもらえます。
自分のライフスタイルを基準に
「料理は一人で集中したい」「子どもと一緒に料理をしたい」「家事は効率重視」…人によって理想のキッチンは違います。自分たちに合う選択を。
メリハリある予算配分を
キッチンの予算、全部にこだわるのは現実的ではありません。「毎日立つ場所にはお金をかける」「あまり使わない機能は外す」など、優先順位をつけることで、満足度が大きく変わります。
おわりに
キッチンは、家の中でも「暮らし方のクセ」が表れやすい場所。家族の生活スタイルや動線、掃除のしやすさまで想像しながら、「自分たちらしいキッチン」を見つけてください。
注文住宅だからこそできる“オーダーメイドのキッチンづくり”。一つひとつ丁寧に選ぶことで、きっと後悔のない家づくりにつながります。
