家を長持ちさせるメンテナンス|築10年・20年でやるべきこと

家は定期的なメンテナンスを行うことで、長く快適に住み続けることができます。築10年・20年を迎えるタイミングで必要な点検・補修を行い、将来的な大きな修繕費を抑えましょう。

築10年目にやるべきメンテナンス

築10年になると、外装や水回りの劣化が目立ち始めます。こまめなチェックと早めの対策が重要です。

1. 外壁・屋根の点検と補修

チェックポイント
・外壁のひび割れや色あせ
・屋根材のズレやひび割れ(雨漏りの原因)
・シーリング(コーキング)の剥がれ

対応策
・外壁や屋根の塗装を再施工
・シーリングの打ち替え
・雨漏り対策の点検・補修

メンテナンス費用の目安(※地域や条件により異なります)
・外壁塗装:約80万円~150万円
・屋根塗装・補修:約50万円~100万円

2. 水回りのチェック(キッチン・浴室・トイレ)

チェックポイント
・蛇口やシンク下の水漏れ
・排水の詰まりや異臭
・給湯器の劣化(寿命は10~15年)

対応策
・給湯器の交換(寿命を迎える前に)
・排水管の洗浄
・換気扇やフィルターの掃除

メンテナンス費用の目安(※地域や条件により異なります)
・給湯器交換:約15万円~30万円
・トイレリフォーム:約10万円~25万円

3. ベランダ・バルコニーの防水点検

チェックポイント
・床のひび割れや剥がれ
・排水口の詰まり
・防水シートの劣化

対応策
・防水塗装の再施工
・排水口の掃除
・手すり部分のサビチェック

メンテナンス費用の目安(※地域や条件により異なります)
・ベランダ防水塗装:約10万円~30万円

4. シロアリ対策

チェックポイント
・床や柱を叩くと空洞音がする
・床が沈む・きしむ
・小さな羽アリを見かける

対応策
・シロアリ防除処理(薬剤散布)
・床下の点検(湿気対策も)

メンテナンス費用の目安(※地域や条件により異なります)
・シロアリ駆除:約10万円~20万円

築20年目にやるべきメンテナンス

築20年を迎えると、住宅設備や構造部分の耐用年数が近づき、大規模なメンテナンスが必要になります。

1. 屋根・外壁の大規模修繕

チェックポイント
・屋根材の寿命(葺き替えが必要か)
・外壁の塗装剥がれやひび割れ
・サッシや雨戸の老朽化

対応策
・屋根の葺き替え or カバー工法
・外壁リフォーム
・サッシや雨戸の交換

メンテナンス費用の目安(※地域や条件により異なります)
・屋根の葺き替え:約100万円~200万円
・外壁リフォーム:約100万円~150万円

2. 配管・給排水設備の交換

チェックポイント
・水道管の劣化(サビ・水漏れ)
・排水の流れが悪い
・給湯器・ガス設備の老朽化

対応策
・給排水管の更新
・給湯器やボイラーの交換
・トイレ・キッチンの設備リニューアル

メンテナンス費用の目安(※地域や条件により異なります)
・水道管の交換:約30万円~80万円
・給湯器交換:約20万円~40万円

3. 室内リフォーム(内装・床・壁紙)

チェックポイント
・フローリングの傷み
・壁紙の汚れや剥がれ
・ドアの立て付け不良

対応策
・フローリングの張り替え
・壁紙の貼り替え
・ドアや建具の修理・交換

メンテナンス費用の目安(※地域や条件により異なります)
・フローリング張り替え:約50万円~100万円
・壁紙の貼り替え:約10万円~30万円

まとめ|定期的なメンテナンスで長持ちする家に

築10年・20年ごとに適切なメンテナンスを行うことで、家を長持ちさせることができます。特に、外壁・屋根・水回りは早めの対策が重要です。

築10年でやるべきこと
・外壁・屋根の点検と塗装
・水回り(キッチン・トイレ・給湯器)のメンテナンス
・シロアリ防除

築20年でやるべきこと
・屋根の葺き替え・外壁リフォーム
・配管・給排水設備の交換
・フローリングや壁紙の貼り替え

メンテナンスの費用は、地域や建物の状態によって異なります。
まずは専門家の点検を受けて、適切なメンテナンスを計画しましょう。

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